GAPファンド

岡本 専太郎
研究代表者
神奈川大学

岡本 専太郎

Okamoto Sentaro
採択テーマ

活性型ビタミンD誘導体による創薬

課題名
活性型ビタミンD誘導体による創薬
技術シーズの概要
技術シーズの概要の画像

[概要]
新規な中心骨格構造を有するビタミンD誘導体群から骨粗鬆症治療薬や制癌性薬剤を創成し、製薬企業へのライセンスアウトを通じて医薬開発に繋げる。
[背景]
従来合成法による誘導体の構造変換は飽和しており、新たな骨格構造等のブレークスルーが必要であった。一方、骨粗鬆症や癌に対する薬剤市場は今後も増大が予想される。
[独創性・新規性]
導入した誘導体群は、全く新規な骨格構造を持ち、従来に無い作用分離が期待される。

ビジネスモデル(申請時)

構造的にも知財的にも新規な誘導体群を基盤として、上記各疾患に対応する作用分離を実現した薬剤のリード化合物を創成し、各疾患対応毎の薬剤開発を製薬企業に提案し、その対価を得る企業体を想定している。
その対価としては、研究開始時の契約、開発ステージ毎でのマイルストン収入(GAPファンド後の製薬企業へのライセンスアウト)を得る他、薬剤の上市後のロイヤリテイー収入が期待される。

活動計画(申請時)
活動計画(申請時)の画像

[開発研究]
(1) 中間体の大量合成:共通中間体である新規C,D環部ユニットを大スケールで合成し、種々の誘導体の合成の基盤とする。
(2) 細胞培養系による分化誘導作用・増殖抑制活性の検討:種々の誘導体について、腫瘍細胞等の培養系において、分化誘導作用や増殖抑制活性を評価し、構造活性相関を評価し、制癌性薬剤の候補化合物を選定する。
(3) 原体化合物の大量合成:薬剤開発のリード化合物として大スケールでの合成・精製を行い、サンプルを蓄積する。
これらは、製薬企業等との研究開始にあたって、評価初期サンプルとして利用する。

[製薬企業とのマッチング探索]
大学内の産官学対応部署の支援の元で、一部GAPファンドに被せながら、製薬企業とのマッチング(コンフィデンシャル)を模索する。

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