GAPファンド

早野 元詞
研究代表者
慶應義塾大学

早野 元詞

Hayano Motoshi
採択テーマ

サルコペニアに対する治療薬開発と老化創薬としての事業計画立案

課題名
サルコペニアに対する治療薬開発と老化創薬としての事業計画立案
技術シーズの概要
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•筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下している状態である「サルコペニア」の治療薬候補を複数保有する。未承認薬の開発に加えて、 ドラッグリポジショニング開発を通じた多様な病態、シチュエーションに合わせた薬を開発する。
•サルコペニアは2016年に疾患認定されたばかりであり、未だ効果的な治療薬が存在しない。

ビジネスモデル(申請時)

•現在のサルコペニアの診断基準では、薬が効果を発揮する患者集団を特定しきれず、さらに検証期間も長期に渡りコストが膨れ上がることが想定される。そこで、サルコペニア評価指標が明確であり、かつ短期間で効果検証できる可能性の高い疾患/症状(適応症A)に対する薬を先行して開発。その後サルコペニアに対する薬を開発することを想定している。
•適応症Aには、いわゆる治療薬としてソリューション提供することを想定。一方サルコペニアに対しては、治療薬ではなく、予防薬(または予防サービス)として価値提供し得るビジネスモデルの確立も試みる。

活動計画(申請時)

•研究開発としては、保有するサルコペニア治療薬候補の有効性の確認や、その作用機序(MoA)の解明、及びサルコペニア患者の層別化(分類及び特定)に貢献し得るバイオマーカーの探索を行う。
•所有している薬剤に関して、ターゲットとなる希少疾患を探索し、開発を行う。
•医療従事者へのヒアリングを通じてサルコペニアのニーズを複合的に捉え、多面的ソリューションの構築を試みる。さらに、主に海外の老化関連ベンチャーの調査・分析を通じて、老化予防ソリューションを成立させるビジネスモデルの構築を目指す。

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