東工大の研究者がもつ技術シーズには、無限の可能性があります。こうした技術が1つでも社会実装されていくとともに、大学の研究成果を社会に還元することを目指し、この度、若手研究者の優れた研究に光を当て、さらなる磨きをかけ、スタートアップを通じた社会実装を促進することを目的に、『研究で世界を変えたい研究者』の志を称えるコンテストを開催します。
この度、優秀賞5件、奨励賞10件の挑戦者が受賞しました。
若手研究者の優れた研究に光を当て、さらなる磨きをかけ、スタートアップを通じた社会実装を促進することを目的に、『研究で世界を変えたい研究者』の志を称え、実施期間である2025年3月末まで支援を行います。
氏名 | 所属 | 職名 | 研究テーマ |
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安井 伸太郎 | 科学技術創成研究院 | 准教授 | 環境循環型低コスト全固体電池 |
三浦 智 | 工学院 | 准教授 | 直感的にロボットや乗り物を操縦できるコントローラ |
本田 雄士 | 科学技術創成研究院 | 助教 | ポリフェノール構造分子を基盤としたバイオモダリティ送達システムの構築 |
山田 哲也 | 科学技術創成研究院 | 助教 | 低温環境下における固体酸化物形燃料電池とリチウムイオン電池の共生 |
木村 健太郎 | 物質理工学院 | 助教 | 低温CO2水素化・FT合成を可能とするCuMgFe型ハイドロタルサイトを基盤とした高機能触媒の開発 |
氏名 | 所属 | 職名 | 研究テーマ |
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Cheng Shuo | 環境・社会理工学院 | 助教 | 磁場アシストフロー電極を用いた微生物燃料電池の開発 |
山本 雅納 | 物質理工学院 | 助教 | 多孔性グラフェン材料製造の技術実証 |
Ambara Rachmat Pradipta | 物質理工学院 | 助教 | 内在性アクロレインを標的とした革新的がん診断法 |
奥山 浩人 | 科学技術創成研究院 | 助教 | 迅速性と高感度を両立する膜型バイオセンサー |
森竹 勇斗 | 理学院 | 助教 | ジョーンズ行列光バイオセンサの実証と高感度化 |
山口 晃 | 物質理工学院 | テニュアトラック 助教 | 水熱電気化学による二酸化炭素の高級炭素化合物への変換 |
李 尚曄 | 科学技術創成研究院 | 助教 | パターン印刷による低コスト・広帯域電波部材の開発 |
三浦 一輝 | 科学技術創成研究院 | 助教 | 光による疾患治療を実現する分子標的型光線力学療法 |
菅原 勇貴 | 科学技術創成研究院 | 助教 | 化学産業のパラダイムシフトをもたらす革新的電気化学触媒の創出 |
朱 博 | 科学技術創成研究院 | 助教 | 薬物放出制御のためのスイッチ型抗体薬物複合体の創出 |
“社会変革チャレンジ賞”の事業は、東京都の「⼤学発スタートアップ創出⽀援事業」の⽀援により実施しています。⼤学発スタートアップ創出⽀援事業の詳細はこちらをご覧ください。
対象者 | 東工大の若手研究者 |
応募要件 | ①研究で世界を変えたい志を有すること ②年齢制限はありませんが、若手人材(40歳未満を目安)の方は優遇 ③応募時点およびその後のアクセラレーションプログラムの実施期間において、本学の教員・ 研究員であること ④研究開発課題の核となる技術シーズ*の発明者等、もしくは発明等に関わった者であること ※応募に当たっては当該研究成果に関する特許を取得していることが望ましいが、特許出願中や特許を出願予定、あるいは必ずしも特許出願を行わない研究成果(ソフトウェア等)に基づく応募も可能。 *「技術シーズ」とは、特許(出願中、出願予定を含む)及びプログラム等をいいます。また、技術シーズは、大学の職務として開発・発明し、本学が権利を有していることが必要です。 ⑤研究成果の社会還元に関心があること ※ Tokyo Tech Gap Fund Programへの応募、スタートアップ企業の設立、事業化等に関心があること。必ずしも、創業者、経営者を目指す必要はありません オンライン説明会 |
募集期間 | 2024年5月13日(月)〜2024年6月10日(月) 正午 応募は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。 |
応募方法 | 詳細はこちらのページからご確認ください |
賞金 | 優秀賞(5名)300万円 奨励賞(10名)100万円 ※事業化目線で優れた評価を得た研究シーズを表彰し、副賞として研究開発費を提供します。 |
主催 | 東京工業大学 イノベーションデザイン機構(Id機構) |
東工大のスタートアップ支援部門であるイノベーションデザイン機構(Id機構)は、この度、高い意欲と優れた研究シーズをもつ若手研究者によるスタートアップの創出を目指して「社会変革チャレンジ賞」を2024年4月に創設いたします。東工大では、2021年を「スタートアップ元年」と位置づけ、大学の研究成果を社会に役立て、新たな価値を生み出すスタートアップの創出に取り組んできました。こうした支援の一環として、「社会変革チャレンジ賞」では、研究成果で社会を変えたい意欲をもつ若手研究者を表彰し、賞としてさらなる発展のための研究開発費(総額2,500万円)を支援するだけでなく、事業化へ向けた様々なステップを包括的にサポートして参ります。本賞を契機に、東工大の若手研究者から新たなムーブメントが起こることを期待しています。
東工大イノベーションデザイン機構 機構長 辻本将晴