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2023年9月7日
開催レポート：スタートアップ×アカデミア「INDEST 経営課題解決ゼミ」
日時2023年8月1日（火）15:00～16:00
INDESTでは、【スタートアップの経営課題をアカデミア（学術）視点で考える取組】として、イノベーションデザイン機構長/環境・社会理工学院 辻本教授と共に、「INDEST 経営課題解決ゼミ」をスタート致しました。
- 直面する日々の経営課題を客観視し、整理する
- 普遍的な市場原理や法則、過去のケーススタディなどから解決策を導く
上記を目的とし、目前の経営課題が業界/業種に閉じた特殊なものではないことに気づき、アカデミア視点で俯瞰することで、中長期的な解決策を見つけて頂く一助となればと願っています。
本記事をご覧いただき、ご興味を持った入居者の方がいらっしゃいましたら、Slackにて湯原までご連絡ください。
（By：INDEST コミュニティーマネージャー湯原）
■第1回 スタートアップ×アカデミア「INDEST 経営課題解決ゼミ」
テーマ：プラットフォーム戦略
EdTech企業として、中高生向けデジタル教材プラットフォームサービスを提供する株式会社Libry。今後同社が展開すべきプラットフォーム戦略について、辻本先生からの学術的アドバイスを元に、ディスカッションを深めました。今回テーマとなったのは、以下のプラットフォーム戦略。
「プラットフォーム戦略」とは
多くの関係するグループを「場」に乗せ、マッチングや集客などさまざまな機能を提供し、検索や広告などのコストを減らし、外部ネットワーク効果を創造することで、「新しいエコシステム」を構築する戦略。
古くは任天堂のファミリーコンピュータにはじまり、ソニー・コンピュータエンタテインメントのプレイステーション、マイクロソフトのWindows、Google、世界的な小売業に発展したアマゾンや楽天、アップル、さらにはTwitter、フェイスブックなどのSNSまで、昨今のビジネスは言わば「プラットフォーム戦争」とも言うべき様相を呈しています。この戦略において、今の階部式会社Libryにとっての最適な解とは？
過去ソニー・グループが出資したビットワレットの「Edy（エディ）」（現・「楽天Edy」）のケースをひも解きながら、
- Platform of Platforms のメカニズム
- Seller Side Platform / Buyer Side Platformにおける動きや転換点
など、辻本先生から助言がありました。
辻本先生からの参考図書
「プラットフォーム・レボリューション PLATFORM REVOLUTION 未知の巨大なライバルとの競争に勝つために」
ジェフリー・G・パーカー (著), マーシャル・W・ヴァン・アルスタイン (著), サンジート・ポール・チョーダリー (著), 妹尾 堅一郎 (翻訳), 渡部 典子 (翻訳)
参考リンク集
※上記著者のシリング氏達によるプラットフォーム研究を集めたサイト
上記含め、プラットフォーム理論を研究することで、是非INDEST入居者の皆様も、自らの経営戦略の糧としていただければ幸いです。
第1回 「INDEST 経営課題解決ゼミ」参加後 株式会社Libry後藤社長からのコメント
楽しかったです。教育業界など自社の立場が特殊だと思いがちの中、ビットワレット事例含め他業界の過去ケースを紐解くことで、どういう力学が働いてきたかが分かり、自分たちの課題が整理されました。暗中模索しながら、日々の課題に直面する中で進むべき道がクリアになった気がします。
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