2026年7月6日(月)、東京科学大学 田町キャンパスのインキュベーション施設「INDEST」にて、「第3回 社会変革チャレンジ賞」の表彰式を開催しました。
本賞は、東京科学大学の若手研究者を対象に、「研究で世界を変えたい」という志を持つ挑戦者を応援するコンテストとして2024年度に創設されたものです。技術シーズを社会に実装し、大学の研究成果を社会実装することを目的にイノベーションデザイン機構が運営しています。

式典の様子
表彰式の冒頭では、イノベーションデザイン機構の木村 英一郎 機構長が登壇し、国際卓越研究大学への採択に触れ、ビジョナリー・イニシアチブを通じた研究成果の社会実装におけるスタートアップ支援の重要性を強調しました。

続いて、田中 雄二郎 学長が登壇し、受賞者へ向けて、「統合を経て、国際卓越研究大学に認定されたことで、社会や海外からの注目度は格段に上がっています。その本質的な理由は、本学で多くのイノベーションが行われているからです。皆さんの若い力で、研究成果をぜひ社会につなげていただきたい」と力強いエールを送られました。
第3回社会変革チャレンジ賞 受賞者
当日は、会場に受賞者10名が集まり、表彰状が授与されました。式後にはイノベーションデザイン機構 井上 葉子 副機構長より、今後の9か月間の進め方に関するオリエンテーションが行われました。

受賞者(50音順)
- 安藤 史顕 医歯学総合研究科 腎臓内科学分野 助教
「ドラッグリパーパシングによる慢性腎臓病に対する新規治療シーズの開発」
- 飯谷 健太 総合研究院 生体材料工学研究所 准教授
「吹き付け形成できるドライケミカルセンシングシート」
- 片瀬 貴義 総合研究院 フロンティア材料研究所 教授
「超低消費電力・高速動作を実現する新原理相変化メモリ技術の創成」
- 加藤 一希 総合研究院 免疫機構研究ユニット テニュアトラック准教授
「CRISPR-Casプロテアーゼを基盤としたRNA検出技術および細胞操作技術プラットフォーム」
- 重松 圭 総合研究院 フロンティア材料研究所 特定助教
「電場駆動マルチフェロイック材料による超低消費電力デバイスの実現」
- 杉田 直広 総合研究院 未来産業技術研究所 助教
「超音波キャビテーションを利用した経皮薬物投与デバイス」
- 辻 昌武 総合研究院 元素戦略MDX研究センター 特任助教
「高水素耐性を有する高安定性・高移動度酸化物TFTの創製と次世代応用」
- 中村 駿 総合研究院 高等研究府 特任准教授
「構造誘導型エンジニアリングを基盤とした構造形成ペプチド創薬」
- 春本 高志 物質理工学院・材料系 准教授
「水素社会を見据えた水素センシング技術に関する研究」
- 宮原 佑宜 物質理工学院・材料系 特任助教
「CO2資源化による高性能生分解性プラスチックPHAの安全・高効率生産技術」
第3回社会変革チャレンジ賞 メンター(50音順)
- インキュベイトファンド株式会社 アソシエイト 丸山 唯我 様
- Angel Bridge株式会社 代表パートナー 河西 佑太郎 様、アソシエイト 伊原 輝 様
- 株式会社先端技術共創機構 代表取締役 古澤 利成 様、チーフビジネスクリエイター 衣笠 仁教 様、土田 泰 様
- NV Ventures株式会社 代表取締役社長 前田 信敏 様
- 株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ 取締役パートナー 宇佐美 篤 様
- 河原 三紀郎 様(元 東京大学協創プラットフォーム株式会社 パートナー)
東京科学大学では、日々数多くの独創的・先進的な研究成果が生まれています。しかし、それらを社会に普及させるためには、研究と社会実装の間にあるギャップを越える必要があります。本賞では、このギャップを乗り越える支援として、イノベーションデザイン機構のメンバーに加え、経験豊富なメンター陣による助言を得られる機会を提供しています。メンタリングの成果は3月の最終報告会で発表を予定しています。
本賞を契機に、東京科学大学から、未来の社会を切り拓く新たなムーブメントが生まれることを期待しています。
社会変革チャレンジ賞2026表彰式 プログラム
- イノベーションデザイン機構 木村 英一郎 機構長 挨拶
- 田中雄二郎 学長 講話
- 表彰状授与
- 写真撮影
- キックオフ
- INDEST施設紹介
- オリエンテーション
- メンター紹介
- 受賞者による抱負スピーチ
- ネットワーキング
関連リンク
第3回社会変革チャレンジ賞 公募情報(受付は終了しました)
第2回社会変革チャレンジ賞の詳細はこちら
第1回社会変革チャレンジ賞の詳細はこちら
(テキスト: URA 藤井武郎/ 写真:SU支援課 瀬田ユリ子)