本学では、独想的かつ先進的な研究成果が日々生まれていますが、それらを社会実装し、未来の社会に貢献するには研究成果と実用化の間にあるギャップを超える必要があります。Science Tokyo GAP Fund Program(以下、「STGF」という。)は、前身となるTokyo Tech GAP Fund Programを継承した学内起業支援プログラムです。技術シーズの実用化を目指す教員・学生に試作開発等の資金を提供するとともに、事業化に必要なチーミング支援を行います。
また、本学は2025年4月に善き未来をビジョンとして掲げ、その実現を目指す研究体制「Visionary Initiative(以下、「VI」という。)」を全学的に導入しました。変化の早い近年の社会課題や未来の課題を解決するために、新たな市場を開拓するスタートアップに寄せられる期待はますます高まっています。
本公募においては、本学の革新的技術シーズをもとにグローバル市場を目指す大学等発ベンチャーやSDGsの達成にも資する社会的インパクトの高い大学等発ベンチャーを創出するため、研究開発課題の募集をいたします。採択された研究課題には、研究開発及び事業開発に必要な費用が支給され、イノベーションデザイン機構の支援の下、起業や次のステージの資金獲得を目指し、活動することとなります。STGFを契機に、東京科学大学の研究者・学生から新たなスタートアップのムーブメントが起こり、ひいてはVIの推進に資することを期待しています。
STGFは研究シーズと事業化のギャップを埋めることを目的としており、研究開発の促進だけでなく、事業化に向けた仮説検証やプロトタイプ開発、ビジネスモデルのブラッシュアップ、有識者ヒアリング、知財戦略など、事業化のために必要な経費としてご活用いただけるGAPファンドです。
採択日(2025年10月上旬予定)~2026年6月末日
1件あたり500万円以内
合計4件程度
申請者は、以下の1~8のすべての要件を満たすものとします。なお、申請にあたっては共同提案者[1]との申請も可能としますが、その場合、研究代表者と同様に共同提案者も以下の1~8のすべての要件を満たすものとします。なお、申請資格に関して不明なことがある場合は、STGF事務局に問い合わせてください。
[1] 共同提案者とは、研究代表者が申請する事業内容の実現に不可欠な技術的要素(技術シーズに限らない)を有し、本申請内容が採択された場合に研究代表者と共同し、研究開発および事業開発を遂行する意思のある学内の研究者を指す。
[2] ここでの「技術シーズ」とは、特許(出願中、出願予定を含む)等をいいます。また、特許は、大学の職務として開発・発明し、本学が権利を有していることが必要です。
2025年7月17日(木)~2025年8月18日(月)
公募要領で詳細をご確認の上、ご応募ください。
東京科学大学イノベーションデザイン機構
お問い合わせはこちらのフォームからお願いします。