総合研究院 生体材料工学研究所
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対象物に接地しない遠隔エレクトロスピニングにより、機能性分子を含む微細繊維膜を対象物表面に形成し、水分、pH、揮発性成分などの「見えない化学情報」を色や蛍光の変化として可視化するドライケミカルセンシングシートを開発します。平面シートとして使えるだけでなく、将来は曲面や凹凸面、狭所、皮膚などへ、その場で吹き付け形成できる点が特長です。食品の鮮度・腐敗評価、創傷・皮膚状態の把握、配管・設備の結露・漏洩・汚染検知などへの応用を目指します。
「分析室で測る化学情報」を「現場で見て判断できる化学情報」へ変え、誰もが化学変化を視覚的に捉えられる社会を実現したいと考えています。見えない変化を早期に可視化できれば、食品ロスの低減、医療・介護現場での早期対応、設備事故の予防、作業者の安全確保につながります。まずは遠隔エレクトロスピニングデバイスとそれに用いる検出液の試作品を開発し、現場ニーズを検証します。将来は対象物へ直接吹き付け形成できる「化学情報可視化プラットフォーム」として、食品、医療、製造、インフラへ展開し、「化学の目」となるよう良いものづくりをしたいと思います。
東京科学大学 計装医工学分野 Department of Biomedical Sensing and Control
エレクトロスピニング、成膜技術、化学センシング、ドライセンサ、化学情報可視化