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加藤 一希

研究代表者

加藤 一希 テニュアトラック准教授

総合研究院 免疫機構研究ユニット

課題名

CRISPR-Casプロテアーゼを基盤としたRNA検出技術および細胞操作技術プラットフォーム

研究の概要

CRISPR-Cas機構は原核生物の獲得免疫機構であり、多彩なCas酵素が、ゲノム編集や核酸診断としてライフサイエンス・医療産業に幅広く社会実装されてきた。申請者は東京湾の硫酸還元菌Desulfonema ishimotonii由来のCas7-11:Csx29複合体が、ガイドRNAと相補的な標的RNAを認識すると活性化し、特定のタンパク質をプロテアーゼ切断することを世界に先駆けて発見した。本酵素は、これまで存在しなかった『RNA依存性プロテアーゼ活性をもつCas酵素』であり、RNA情報をタンパク質分解活性へ変換できる唯一の分子ツールである。本研究では、高感度RNA検出技術、およびRNA依存性細胞操作技術の2つの技術開発を試みる。

研究成果の事業化によって成し遂げたいビジョンや思い

私は、製薬企業の創薬研究員、ハーバード大学/Boston Children’s Hospitalでの自然免疫研究、東京大学・東京科学大学での構造生物学研究を通じて、『基礎研究の発見を、患者に届く治療・診断技術へつなげる』ことを一貫して志してきました。Cas7-11:Csx29の発見は、まさに基礎科学から生まれた新しい分子ツールであります。本チャレンジ賞のアクセラレーションプログラムを通じてビジネスモデルを構築し、Science Tokyo GAPファンドや学外資金(SBIR等)への展開を経て、これを国内発の技術基盤として育て社会実装を目指します。

関連ウエブサイト

東京科学大学 総合研究院 免疫機構研究ユニット

キーワード

CRISPR-Ca機構、RNA検出、ウイルス診断、がん治療